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結婚準備ガイド
再婚でも結婚式は挙げたほうが良い?
再婚したカップルに「結婚式を挙げない」という選択をする方は少なくありません。理由はそれぞれ異なりますが、ゲストへの遠慮や気遣いが大きな要因となっています。
また、女性が再婚である場合と男性が再婚である場合、子供がいるのかなどの状況によっても、結婚式に対する考え方が異なります。
再婚カップルでも結婚式を挙げたほうが良いのかということについてや注意したいポイント、再婚カップルにおすすめしたい結婚式をご紹介します。
目次
- 1.再婚でも結婚式は挙げたほうが良い?
- 2.結婚式を挙げるかどうかを決める前にしておきたいこと
- 3.「結婚式を挙げる」そのときに気をつけたいポイント
- 4.再婚カップルにおすすめの結婚式例をご紹介
- 5.「結婚式を挙げない」場合の結婚報告会アイデア例をご紹介
1.再婚でも結婚式は挙げたほうが良い?
再婚でも新しい生活のスタートであるという点は、初婚と変わりありません。
「再婚でも結婚式を挙げた」という意見はよく耳にしますし、「結婚式は挙げなかったけれど、親族同士で食事会をした」という意見もあります。
再婚でも結婚式を挙げたほうが良い理由と、挙げない選択をしたカップルの理由をご紹介します。
結婚式を挙げたほうが良い理由
夫婦としての節目になる
再婚であっても、新しい生活が始まることは初婚と同じです。結婚をするということは、夫婦としての新たなスタートとなります。
結婚式を挙げることは、節目の場として適しています。結婚式を挙げて親戚や友人にお披露目をすることで、お互いの両親への安心にもつながります。
感謝の気持ちを伝えられる
結婚式という場を借りて、親や親戚、親しい友人たちに感謝の気持ちを伝えることができます。離婚で周りの方に心配をかけたからこそ、結婚式を挙げて幸せな姿を見せることで安心してもらうことができます。
両家の親睦を深められる
「結婚は家同士のこと」といわれた時代もありましたが、結婚しても結婚相手の親や親戚に会う機会は多いとはいえません。地元に根付いている地域にお住まいの方は親戚同士の交流があるかもしれませんが、都市部に住んでいる方の場合は会う機会が少ないケースが多いでしょう。結婚式を挙げると、親や家族の親睦を深めることができます。
結婚式を挙げない選択をしたカップルの理由
ご祝儀の問題
一度ご祝儀をもらった方から二度もご祝儀をもらうのは申し訳ないという理由で、結婚式を挙げないという声をよく耳にします。
再婚する方は40代前後という方も多く、招待客の中には子育て中や介護などで忙しい環境にある方がいるため、負担をかけたくないという意見もありました。
どちらか一方が再婚の場合、ご祝儀のことを考えて一度目の結婚式に招待した方を招待客リストから外した結果、両家の招待客のバランスが悪くなってしまったというケースもあるようです。
ゲストへの遠慮や気遣いが大きな要因になっていることがわかりますね。
お金や時間の余裕がない
結婚式を挙げるためには、ある程度の費用と準備をするための時間が必要です。お金と時間のどちらか一方でも足りなければ、結婚式を挙げることは難しいといえるでしょう。
一度目の結婚で親に援助をしてもらった場合、再婚をするときには援助は頼みにくいという意見があります。
また、再婚の場合はどちらか一方が慰謝料や養育費を払っていて金銭的な余裕がないケースも見られます。
お互いに仕事が忙しく、準備をする時間がないという理由で結婚式をしないという選択をすることもあるでしょう。
2.結婚式を挙げるかどうかを決める前にしておきたいこと
再婚であっても、結婚式を挙げるかどうかということを決めるのは大きな決断です。
大きな決断をする前には、きちんとした段階が必要です。結婚式を挙げるかどうかを決める前にやっておきたいことをご紹介します。
自身とパートナーの意向を確認する
結婚式を挙げるかどうかということについて、ふたりで話し合いをしましょう。まずは、お互いの意向を確認することが大切です。
一般的に女性は結婚式に憧れを抱いている傾向にありますが、相手が再婚だった場合は遠慮をしてしまうこともあり得ます。
結婚式は一生のうちでも大切なイベントですので、後悔をしないよう、自身とパートナーの意向を確認しましょう。
親族や親しい友人に意見を聞く
自身とパートナーの親族や親しい友人の意見を聞くことも大切です。
リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、「喜んで参加する」という方が全体の35.4%「仲が良い友人の結婚式なら参加したい」という意見が53.8%、両方を合わせると9割の方が参加すると回答しています。
中には、離婚の理由によってはためらうかもしれないという意見や、出費が大きいという意見もあるため、招待したいと思っている方の意見を聞いてみると良いでしょう。
結婚式にかかる費用を軸に検討する
結婚式を挙げるためには、ある程度の費用がかかります。費用を軸に検討をするのも1つの考え方です。
華やかな結婚式を望んでいないカップルや、ゲストへの負担をかけたくないという方には、ふたりだけの結婚式や両家の親族とごく親しい友人を招く少人数のパーティーがおすすめです。少人数のパーティーは時間やお金の負担が少なくなるためです。
また、会費制のパーティーを開くという方法もあるでしょう。
金銭的にゆとりがあるカップルは、海外で結婚式を挙げるといった選択肢もあげられます。
初婚にかかる費用については以下のページでご紹介していますので、参考になさってください。
3.「結婚式を挙げる」そのときに気をつけたいポイント
結婚式を挙げる場合は、初婚のときとは異なる配慮が必要となるケースがあります。中には招待されることが2回目のゲストがいるということを念頭においておくと良いでしょう。
再婚で結婚式を挙げるときに気をつけたいポイントをご紹介します。
ご祝儀
再婚をするカップルが結婚式を挙げるかどうか悩む大きな理由の1つが「ご祝儀」の問題です。
初婚のときにご祝儀をもらったゲストから再度ご祝儀をもらうことに罪悪感を覚える方が多く見受けられます。
そういった場合は、ご祝儀を辞退する、披露宴を会費制にすることでゲストの負担金額を抑える、などの方法を検討すると良いでしょう。
会費制のカジュアルなパーティーを行い、会費を低く設定することによってゲストも気軽に楽しむことができます。ご祝儀を辞退する場合には、招待する時点で「ご祝儀は不要です」とお知らせしておきましょう。結婚式に出席するのが2回目という方の中には、ご祝儀の金額が前回と同じでいいのか迷うという意見もあるため、会費制にすると金額が明確になり、ゲストも迷わずに済みます。
ご祝儀をいただく場合、引き出物を少し高価なものにすると感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
招待するゲスト
再婚の場合、一度招待したことのある方を再び招待しても良いものか迷う方も多く見受けられます。会社関係の方や友人を何度も招待することを躊躇してしまうようです。
片方が初婚の場合には招待したいゲストが多く、相手と招待客の人数のバランスが悪くなってしまうということもありえます。再婚側は、親族は両親だけにして前回呼ばなかった友人だけを招待して、再び招待するゲストがいないようにするという方もいるようです。
しかし、新郎新婦で招待客のバランスを合わせる必要はありません。招待客の人数を両家で揃えることが一般的であった時代もありました。結婚式は、新しい家族のお披露目と親しい方への感謝の気持ちを込めておもてなしをすることが目的です。招待客のバランスよりも、ふたりが「来て欲しい」と思う方を招待することが大切です。
ゲストのバランスがどうしても気になるという方は、テーブルの配置を工夫することで差が目立ちにくくなります。式場の担当者に相談してみることをおすすめします。
子供がいる場合の配慮
子連れで再婚をする場合、結婚式では子供に疎外感を感じさせないことが大切です。結婚式の中で、子供と一緒にできる演出やゲストの子供も楽しめるプランを考えましょう。
- 一緒にケーキ入刀やキャンドルサービスをする
- リングボーイ・リングガール、フラワーボーイ・フラワーガールを任せる
- 子供から新郎新婦への手紙を朗読してもらう
このような演出もおすすめです。
BGMを子供と一緒に選んだり、バルーンリリースをしたりするとゲストの子供も楽しめる演出ができるでしょう。
子供の席は新郎・新婦の間に設けて、ふたりが退席しているときには、子供が親しい方の近くに席を設けられるように配慮することも忘れないようにしましょう。
再婚であることを気にしない
結婚式を挙げることを決めたら、再婚であることを気にしないことも大切です。
そのためには、ふたりらしい結婚式にすることが重要なポイントの1つです。
華やかにしてしまうことに気が引ける場合は、少人数のパーティーや家族だけで結婚式を挙げるという方法がおすすめです。また、海外で開放的な気分で結婚式をするのも良いでしょう。
ふたりに合ったスタイルを見つけて素敵なスタートにしましょう。
4.再婚カップルにおすすめの結婚式例をご紹介
今や、結婚式のスタイルはさまざまです。再婚カップルにおすすめの結婚式の例をご紹介します。
新郎が再婚・新婦が初婚の場合
前述でも少し触れましたが、一般的に多くの女性は結婚式に憧れを抱いています。新婦が初婚の場合には、結婚式は新婦の意向を中心にすることをおすすめします。
初婚と同じように華やかな結婚式と披露宴を行うと良いでしょう。もし、本人が結婚式を望んでいなくても、両親は娘の花嫁姿を見たがっているケースが多く見受けられます。新婦だけでなく、新婦の両親の意見も聞いて決めるとトラブルを避けることができるでしょう。
新郎が初婚・新婦が再婚の場合
新婦が再婚で新郎が初婚の場合も、女性側の意見を尊重することが無難です。
ふたりの意見が同じであることが望ましいですが、女性側には、一度目とは異なるスタイルで結婚式を挙げたい人が多い傾向があるためです。
地域の慣わしがあるところもあるので、お互いの意見を聞きながら相談して決めると良いでしょう。
ふたりとも再婚の場合
ふたりとも再婚の場合には、盛大な結婚式というよりも小規模でアットホームな結婚式を望むカップルが多く見受けられます。
親戚と特に親しい友人だけを招くスタイルの挙式は人気がありますし、おすすめです。
新郎新婦どちらか、もしくはともに子供がいる場合
一般的な披露宴では、子供が飽きてしまう可能性もあります。
子供がいる場合には、子供も楽しめるような演出を行うと良いでしょう。
たとえば、ファーストバイトで使うビッグスプーンを子供に持ってきてもらうと、会場が盛り上がることは間違いありません。
子供にカメラマンになってもらうのもおすすめです。子供はカメラマンを任せてもらうことで喜びを感じることができますし、ゲストも子供のカメラマンには普段とは違う表情を見せてくれるので、思い出に残る素敵な写真が出来上がるでしょう。
5.「結婚式を挙げない」場合の結婚報告会アイデア例をご紹介
ふたりで相談した結果、「結婚式を挙げない」という選択肢を選んだカップルは、結婚報告会を開くことを検討してみましょう。
再婚カップルにおすすめの、結婚報告会の例をご紹介します。
親族・関係者を呼んで食事会を開く
少人数専用のパーティー会場などで、親族や関係者を呼んで食事会を開くという方法があります。気兼ねなく楽しむことができ、夫婦としての節目にすることもできます。食事会だと短時間になるので、子供も飽きることなく楽しむことができるといえるでしょう。
会費制のカジュアルな結婚報告会を開く
カジュアルスタイルの会費制結婚報告会は、再婚のカップルでも抵抗なく開くことができるのではないでしょうか。
- ゲストへの金銭的負担を減らすことができる
- 気軽に参加してもらえる
などのメリットがあります。小さな子供がいる方でも、周りに気を遣うことなく楽しめるスタイルです。
会費制(1.5次会)については、以下のページでご紹介しています。
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