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結婚準備ガイド
オンライン顔合わせとは?感染症予防に配慮した両家顔合わせ方法をご紹介
本記事では、オンラインでの顔合わせを考えているおふたりに向けて、オンライン顔合わせの当日の流れや、注意点についてご紹介していきます。オンライン顔合わせのメリット・デメリットも解説しますので理解したうえでオンラインにするか、対面にするのかを話し合いましょう。
目次
- 1.オンラインで顔合わせを行うメリット・デメリット
- 2.オンラインでの顔合わせに向けた準備
- 3.オンライン顔合わせで利用できるアプリとは
- 4.オンライン顔合わせの当日の流れ
- 5.オンライン顔合わせの注意点
- 6.オンラインにおける顔合わせのしおりとは?
1.オンラインで顔合わせを行うメリット・デメリット
まずは、オンラインで行う両家の顔合わせのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
移動による感染リスクが減る
新型コロナウイルスの感染拡大は収束に向かいつつありますが、感染リスクが完全に無くなった訳ではありません。オンラインでの顔合わせは、お互いの自宅で行うことができるため、感染する心配もなく安心して顔合わせを行えます。対面での顔合わせだと、移動や宿泊で不特定多数の人との接触機会が多くなりやすいものですが、オンラインであれば、不安や負担も軽減することができます。
顔を見て会話することができる
直接会えなくても、オンラインの顔合わせなら、お互いの顔を見て会話ができます。それぞれのご家族が遠方に住んでいる場合、結婚式当日にはじめてお互いの顔を見るといった状況もあり得ますが、オンラインで顔を見て話しているだけで心情も違います。顔を見て会話できることは、大きなメリットといえるでしょう。
会場費の費用負担がない
オンラインでの顔合わせはお互いの自宅で行うため、旅費や会食代といった費用の負担が軽減されます。これから結婚式や新居、新婚旅行などにお金がかかることを考えると、費用を抑えられることは大きなメリットの1つです。
比較的リラックスできる
対面での会食では、服装や食事でのマナーが気になります。しかし、オンラインでの顔合わせは、細かい礼儀やマナーを気にする必要がありません。会食なら上座下座などの座る場所や挨拶のタイミングなど、マナーを気にする必要があります。一方オンラインの場合は、堅苦しい雰囲気ではなく、リラックスした状態で顔合わせを行えます。また、オンラインではバストアップ程度しか映らないので、あまりカジュアルすぎる服装でなければ問題はないでしょう。
デメリット
通信トラブルが生じることがある
オンライン顔合わせを行う場合、ネット環境によっては、トラブルが生じることがあります。通信速度が遅いと、画面が静止してしまうことがあります。パソコン操作などに慣れていないと、慌ててしまうこともあるでしょう。
また、声が聞き取りにくい、多少のタイムラグがあり話すタイミングが難しいなどのオンライン特有のデメリットもあります。事前にリハーサルをして、オンラインに慣れておくと良いでしょう。
相手の表情がわかりづらい
オンライン顔合わせでは画面越しでの対面となるため、相手の雰囲気や印象がわかりづらいというデメリットがあります。コミュニケーションは会話の内容だけでなく、身振りや表情などの非言語的な要素も大切です。対面であれば、表情や声のトーンから相手の性格や人柄を感じ取れますが、オンラインではそのようなコミュニケーションが難しくなります。両家の会話に支障が出ないよう念入りな準備を行い、可能であれば後日改めて対面で会う機会を設けてみましょう。照明の明るさによっては、顔が暗く見えてしまうこともあるため、事前に部屋の明るさやカメラの位置の確認をして、映り方を調整しておくことをおすすめします。
親御様が機械の操作に慣れていないと負担に感じる
親世代にとっては、通信機器の操作が難しいと感じる場合があります。オンラインでの会話に馴染めないと、顔合わせの場で思うようにコミュニケーションが取れなかったりトラブルが起きたりする可能性があります。慣れない作業やトラブルが続くと、会話どころではなくなってしまうかもしれません。オンライン顔合わせをする前に、通信機器を使った対話に慣れる機会を設けると良いでしょう。
2.オンラインでの顔合わせに向けた準備
オンラインでの顔合わせがスムーズにできるように、事前に以下のような準備をしておきましょう。
オンラインでの顔合わせの承諾をもらう
それぞれの親御様に、両家の顔合わせをオンラインで行うことへの了承を得ましょう。
さまざまな理由により、否定的な答えが返ってくる可能性があります。オンラインで行うことに対するメリットを丁寧に説明してもあまり気が進まないようであれば、顔合わせの延期、またはオンライン顔合わせの中止を検討しましょう。
日程調整
それぞれの親御様の承諾を得たら、日程調整を行います。オンラインでの顔合わせは、30分~1時間程度の短い時間で行うことが一般的です。外での顔合わせと比較すると移動時間などを考える必要はありませんが、落ち着いて話せる時間を取れる日にしましょう。料亭やホテルなどの場所の予約が必要ないため、比較的スムーズに決めることができます。
両家の通信環境をチェックする
通信環境の確認は、オンラインでの顔合わせではとても重要です。場所によってはWi-Fiの電波が途切れやすいこともあります。電波状況が悪い場合には、オンラインでの顔合わせは中止したほうが良い場合もあります。普段からビデオ通話などを使っている場合は問題ありませんが、はじめて使う方や不慣れな方は、必ず事前にチェックしておきましょう。
オンラインの顔合わせで使用するアプリや端末を決める
通信環境のチェックができたら、オンライン顔合わせで使用するアプリや端末を決めていきます。どちらかが使い慣れているものがあれば、それが良いでしょう。パソコンに使い慣れている、Appleの製品をよく使う、LINE通話をよくするなど、普段使用しているものが一致していると決めやすいですね。
事前にリハーサルを行う
本番前に、リハーサルを行うことをおすすめします。まずは、それぞれの親子間でリハーサルを行いましょう。
通信状態が悪い場所を避け、明るく顔映りが良い場所を確認しましょう。音声が聞き取りにくい場合もあるので、音量の調整もしておくと安心です。
進行表やしおりを作成する
顔合わせをスムーズに行うことができるように、進行表を作成し、あらかじめ話すことや時間の長さを決めておくと良いでしょう。オンラインの場合、多少のタイムラグが出てしまい、話すタイミングが難しい場合があります。進行役を決めておくと、無言になったり、同時に話してしまい気まずい思いをしたりせずに進めることができるのでおすすめです。
顔合わせの際は、「両家顔合わせのしおり」を作成するのが定番となっています。オンラインの場合も同様に、事前に親御様に渡しておきましょう。オンラインの場合は通常の顔合わせよりも短時間になるため、情報を多めに入れておくと良いでしょう。
3.オンライン顔合わせで利用できるアプリとは
オンライン顔合わせに使えるアプリやツールは数多くあります。その中からよく使われるものを4つご紹介します。
Zoom
Zoomは、Web会議のために作られたアプリです。パソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末にインストールして、招待URLをクリックするだけで複数の人とビデオ通話をすることができます。慣れていない方でも簡単につなぐことができ、40分までは無料で使用することができます。Zoomを利用してオンライン顔合わせをする場合は、40分という時間制限ができるので両家とも時間の都合が付けやすいというメリットがあります。
LINE
LINEは、無料でメッセージのやりとりやビデオ通話ができるアプリです。日本国内では広く普及しているので、普段からLINEを使用されている方は、オンライン顔合わせもLINEのグループ通話が使いやすいでしょう。最大4拠点をつなげるので、おふたりと両家をつなぐのに理想的な数です。
Skype
Skypeとは、マイクロソフト社が運営している、チャットやビデオ通話などが無料でできるサービスです。通話の音質が良く、回線が途切れることが少ないためオンライン顔合わせに向いています。パソコンやスマートフォンにダウンロードして無料IDを取得する必要があるので、新郎新婦で設定してあげると良いでしょう。
FaceTime
FaceTimeは、iPhoneやMacなどのApple製品同士でビデオ通話をすることができるアプリです。音質が良く、簡単につなぐことができます。オンライン顔合わせの参加者全員がAppleユーザーであれば、もっとも手軽に利用することができるアプリの1つです。
4.オンライン顔合わせの当日の流れ
オンラインでの顔合わせ当日の流れを紹介します。基本的な流れは、以下のとおりです。
- 始まりの挨拶
- 新郎新婦による家族紹介
- 乾杯や食事
- 歓談
- 婚約記念品のお披露目
- 結びの挨拶
始まりの挨拶
まずは、進行役を務める新郎か新婦から、始まりの挨拶を行います。このときに、オンライン顔合わせの流れを簡単にお伝えしておくと、スムーズに進みます。顔合わせを始める前には、全員がオンラインに接続されているか、映像や音声がクリアに聞こえているかを確認しておきます。
新郎新婦による家族紹介
新郎と新婦がそれぞれの家族を紹介します。家族の趣味やエピソードを交えて、短く親しみやすい紹介を心がけましょう。近年は「顔合わせのしおり」を用意して、新郎新婦とその家族のプロフィールをまとめるスタイルも増えています。オンライン顔合わせの際には、しおりを画面共有することで一人ひとりのお顔とプロフィールを覚えてもらいやすくなり、両家の話題づくりにも繋がるのでおすすめです。
乾杯や食事
本格的な乾杯や食事は対面でなければ難しいですが、工夫次第でオンラインの顔合わせでも取り入れることができます。例えば、同じお酒やおつまみをあらかじめ両家に郵送しておけば、当日は皆でお揃いのものを食べたり飲んだりできます。お揃いの食事は会話のきっかけになりますし、両家の距離もぐっと縮まるでしょう。
歓談
歓談は、互いの家族が自由に会話を楽しむ時間です。対面での顔合わせと異なり、オンラインでは同時に話すと聞き取りにくくなるため、自然な会話が難しいことがあります。事前に話題リストを用意したり、新郎新婦が話す人を指名したりして、会話をリードすると良いでしょう。
手土産の交換
実際の顔合わせでは、お互いに手土産を持って訪れることが一般的ですが、オンラインではその直接の交換ができません。しかし、事前に手土産を郵送したりデジタルギフトを送ったりすることで、オンラインでも手土産を交換できます。
記念撮影
オンラインでは同じ場所に集まることはできませんが、1つの画面に全員の顔が映し出されているので、記念撮影が可能です。結びの挨拶に入る前に記念撮影を提案し、一緒にポーズを取って撮影するのも楽しいでしょう。
結びの挨拶
顔合わせを終えるにあたり、改めて参加者全員に感謝の言葉を述べて、これからの新生活に対する期待や決意表明をして結びの挨拶とします。最後に、結納や結婚式の日程など次回に会う予定について触れると良いでしょう。
5.オンライン顔合わせの注意点
オンラインでの顔合わせを行うにあたって、注意するべき点を紹介します。
オンライン顔合わせの注意点
新郎新婦側で事前に話題を準備しておくことで、会話が途切れることなくスムーズに顔合わせを進められます。両家のご親御様は初対面であることが多く、はじめて会う人との会話は緊張するものです。特に、オンラインでは自然な会話の流れを作り出すのが難しい場合もあります。家族のエピソード、趣味、最近の出来事など、共有できる話題をリストアップしておくことをおすすめします。
身だしなみに気を付ける
オンラインとはいえ、顔合わせは両家にご挨拶をする場でもあります。フォーマルな格好をする必要はないですが、カジュアルすぎる服装や乱れた髪型は好ましくないので、清潔感のある身だしなみにしましょう。また、相手の親はきっちりした格好をしているのに、自分の親が普段着となると、両家とも気まずい思いをしてしまうもの。当日にどのような格好をするのか、両家にきちんとお伝えしておくことも大切です。
新郎新婦が司会をする
親世代はオンラインでコミュニケーションを取ることに慣れていない方が多いので、新郎新婦が主体的に顔合わせを進行することをおすすめします。どのようなプログラムで顔合わせを進めるのかお伝えしたり、両家の会話を楽しんでもらうために歓談で話題を振ったりと、率先して動くことが大切です。事前に、進行表とは別にタイムスケジュールや台本を準備しておくと良いでしょう。
普段よりはっきり話す
オンラインで会話をする場合は、直接話すよりも声が小さく聞こえやすいので、普段よりも声のトーンを上げて、はっきりと話しましょう。
オンラインでの顔合わせでは、同時に話すと聞き取りづらくなることがあります。他の人が話しているときはミュートにするといった、音声の干渉を避ける配慮も必要です。
6.オンラインにおける顔合わせのしおりとは?
顔合わせのしおりとは、顔合わせ当日のプログラム、おふたりや家族のプロフィールなどをまとめたものです。しおりを全員で共有しながら当日の流れを確認したり、説明や質問をしたりできるので、顔合わせがスムーズに進められます。オンラインで顔合わせを行う場合は、しおりをWEB上で共有したり、紙媒体を郵送して両家の手元に届けたりします。
WEB上で作成できるタイプは、スライド作成に慣れていれば簡単に作成できますし、顔合わせのしおり用のツールもあります。紙媒体のしおりはデジタルに慣れていない世代にも馴染みやすく、思い出の品として取っておけます。どちらの形式を選択するかは、おふたりや両家の好みに合わせると良いでしょう。
しおりの構成や内容
オンラインにおける「顔合わせのしおり」の基本的なテンプレートは以下のとおりです。おふたりが伝えたいことや、両家に楽しんでもらうためのコンテンツなどを載せましょう。
- 【表紙】顔合わせの日程
- おふたりからの挨拶
- 当日の流れ
- 食事の内容(郵送する場合)
- 新郎新婦のプロフィール
- 家族紹介
- 結婚式に関する情報・今後の予定
- 両家の連絡先
【表紙】顔合わせの日程
しおりの役割は、まず必要な情報を両家にきちんと伝えることです。紙媒体のしおりを郵送する場合は、表紙に顔合わせの日程や開始・終了時間、おふたりの名前といった基本的な情報を書いておきます。
おふたりからの挨拶
最初のページには、顔合わせを主催するおふたりからご家族に向けてご挨拶の文を入れます。集まってくれたことに対するお礼や結婚の決意表明など、顔合わせで全員にお伝えしたいことを記載すると良いでしょう。
当日の流れ
顔合わせのプログラムやタイムスケジュールを記載します。各プログラムをいつまで行うのか、あらかじめ全員が知っている状態にすることで、オンライン上でも顔合わせがスムーズに進みます。
食事の内容(郵送する場合)
離れた場所にいても食事会がしたいという場合には、宅配サービスを使って両家にお食事を届けることも可能です。もしお食事を届ける場合には、食事のメニューを記載します。お祝い膳ではなく、両家にゆかりのあるお酒やちょっとしたおつまみを郵送する場合も、詳細を記載しておくと楽しんでいただけるでしょう。
おふたりのプロフィール
おふたりの年齢、出身地、趣味、仕事などを簡単に紹介します。プロフィールにはおふたりの写真やイラストなどを添えると、より深く知るきっかけになり、華やかなしおりになります。連絡手段として、おふたりのメールアドレスやLINEのQRコードを添えるのも良いでしょう。
家族紹介
両家がより親睦を深めやすいように、それぞれの家族の名前や趣味などを書いたり、家系図を載せたりします。家族紹介についてはすべてを書きすぎず、「もっと知りたい」と思うように情報を少なくすると、歓談のときにも話題に困りません。
結婚式に関する情報・今後の予定
婚姻届の提出、引っ越し、結婚式、ハネムーンなどすでに決まっていることがあれば、しおりに書いておくことで両家の話がいっそう盛り上がるかもしれません。次回いつ会えるかわからないというご家族がいる場合は、この機会にすべて伝えておきましょう。
両家の連絡先
両家の主要な連絡先を記載します。面と向かって連絡先をお伺いするのは気が引けるというご家族も、この機会に連絡先交換ができますし、住所はお中元やお歳暮などのギフトを送るときにも役立ちます。また、緊急事態が起こったときにもスムーズに連絡を取り合えるよう、電話番号だけでなくLINEやメールアドレスを記載しておくのもおすすめです。
顔合わせのしおりの作成方法
顔合わせのしおりは、WEBと紙の2種類に分けられます。
WEBで作成する場合
WEBで「顔合わせのしおり」を作成する方法は、オンラインでの顔合わせや事前に情報を共有する際に便利です。例えば、パワーポイントを使ってしおりを作成し、顔合わせ当日にしおりを画面共有して全員にお見せできます。グラフィックやアニメーションを使ったり、動画を埋め込んだりすることで、視覚的に楽しいしおりが作成できるでしょう。また、専用のアプリを使用すれば、ブラウザ上で簡単にしおりが作成でき、LINEやメールなどを使って送信できます。
紙に印刷して作る場合
紙に印刷した「顔合わせのしおり」は、対面での顔合わせや、感触や風合いを重視する場合に適しています。例えば、和紙調の厚手の紙を使って印刷すると、より一層高級感を出せるでしょう。また、無料でしおりのテンプレートを提供しているサイトもありますので、デザインやレイアウトについてさほど悩むことなく、簡単に美しいしおりを作成できます。ただし、印刷する際には、内容の確認や印刷の質を確認するために、十分な時間を確保することが重要です。
今回は、「オンラインでの顔合わせ」について詳しく紹介しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインでの顔合わせがますます広まっています。この方式は、両家が互いに了解を得て、適切な事前準備を行うことで、効果的に適用できます。
感染症のリスクを気にする場合や、それぞれのご親御様が遠方に住んでおり、なかなか直接会うことが難しい場合は、まずはオンラインでの顔合わせを試してみてはいかがでしょうか。しかし、すべての方がオンライン顔合わせを受け入れるわけではありません。ネット環境が整っていない方や、オンラインで会話することに抵抗感を覚える方もいらっしゃるでしょう。オンラインを使う場合でも、ゆくゆくは両家が対面で会う機会を設けることをおすすめします。実際に顔を合わせてゆっくり語らうことで、お互いの関係性をより深められるでしょう。
直接の顔合わせには、心地よいロケーションで両家をお迎えし、おいしい料理でもてなすことも大切です。開業70周年の歴史あるホテル椿山荘東京なら、両家のご親御様のおもてなしにぴったり。都心にありながら緑豊かな庭園に、自然が創りだすロケーションをお楽しみいただけます。大切な方との会食はもちろん、宿泊していただくことも可能です。ご興味のある方はこちらをチェックしてみてください。
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