手土産・贈り物のマナー〜渡し方の作法から上質なギフトの紹介まで~ | 東京のホテルならホテル椿山荘東京。【公式サイト】

【コラム】ホテルの時間

手土産・贈り物のマナー〜渡し方の作法から上質なギフトの紹介まで~

日常のなかには、訪問時の手土産やお中元・お歳暮などの季節の贈り物といった「贈る機会」が、思いのほか多くあります。そうした場面で作法に配慮した贈り方ができれば、相手に与える印象や信頼感にも大きな違いが生まれます。

本記事では、手土産・贈り物の基本マナーや選び方をわかりやすくご紹介するとともに、ホテル椿山荘東京ならではの上質なギフト商品や特別なプランをご案内します。

目次

  • 1.手土産のマナーと贈り物の基礎知識〜のし・水引・表書きの正しい作法
  • 2.手土産・贈り物の相場と選び方
  • 3.手土産の渡し方と手渡しの作法
  • 4.椿の花言葉
  • 5.東京都内の椿の名所「ホテル椿山荘東京」

1.手土産のマナーと贈り物の基礎知識〜のし・水引・表書きの正しい作法

  • 手土産や贈り物を選ぶ際には、「贈る形式」や「作法」にも注意を払いたいところです。まずは、のし紙や水引、表書きといった贈答の基本マナーについて解説します。

  • 手土産と贈答品の違い

    「手土産」は訪問時に感謝や礼儀を表すために持参する贈り物を指します。一方、「贈答品」は、お中元やお歳暮、結婚・出産祝いなど特定の目的や儀礼に用いられる贈り物を指すことが多い言葉です。

  • のし・のし紙・掛け紙の違い

    「のし」は、祝儀袋やのし紙の右上に描かれている飾りを指し、かつては鮑を薄くのして干したものを和紙で包み、贈り物に添えたことに由来しています。現在では印刷されたのしが主に使われ、お祝いごとの贈答に広く用いられています。

    「のし紙」はのしと水引が印刷された紙であり、「掛け紙」は贈答品にかける紙全般を指します。たとえば香典返しなどの弔事では、のしのない水引のみの掛け紙を使うのが一般的です。

  • 水引の結び方と色の使い分け

    水引にも意味があり、贈る内容に応じて結び方を選びます。
    ・結び切り(あわじ結び):一度きりであってほしい結婚祝いやお見舞いなど
    ・蝶結び(花結び):何度あってもよい出産祝いや季節の挨拶、御礼など

    水引の色も用途によって異なり、お祝いごとや御礼には「紅白」、婚礼や長寿祝いには格式ある「金銀」を使うのがよく選ばれます。

  • 表書きの書き方と選び方

    のし紙や掛け紙の中央上部に記す文字を「表書き」と呼び、贈る目的に応じて適切な言葉を選びます。

    たとえば、
    ・入学・成人・出産などのお祝いには「御祝」
    ・結婚祝いには「御結婚御祝」や「寿」
    ・感謝の気持ちには「御礼」
    といった表現がよく使われます。表書きは毛筆が基本で、慶事には黒墨、弔事には薄墨を使うのが礼儀とされています。

2.手土産・贈り物の相場と選び方

  • 手土産や贈り物は、お相手との関係やシーンに応じた金額や内容を選ぶとよいでしょう。家族構成やライフスタイルに配慮すると、より心配りの行き届いたギフトとなります。

    ・家族や友人への手土産:金銭的にもお相手のご負担にならない1,000〜3,000円程度の予算で、好みに合わせたスイーツなどが適しています。

    ・ビジネスでの訪問・挨拶:3,000円前後の個包装の菓子が定番。上品な包装や、信頼感のある菓子ブランドであることも重視されるポイントです。

    ・特別なお礼や目上の方へ:高級感のあるスイーツやご当地の特産品、タオルなど、5,000円以上の実用性と上質さを兼ねた品がおすすめです。

3.手土産の渡し方と手渡しの作法

  • 手土産をいつ、どのように渡すかといった所作も大切です。ここでは、訪問時や会食時のタイミング、渡し方の基本マナーについて解説します。

  • 手土産を渡すタイミングと注意点

    手土産をお渡しするタイミングや所作は、訪問の目的や場面によって異なります。相手先を訪問する場合は、玄関での挨拶後、席に着く前にお渡しするのが基本的なマナーです。ただし、生鮮品などのすぐに開封が必要なものは、玄関先でお渡ししても差し支えありません。

    会食では、お相手がお帰りになる際に渡すと荷物にならずスマートです。しかし、ビジネスの会食や接待などのあらたまった場では、着席前に渡すこともあります。TPOに応じて柔軟に判断しましょう。

  • 手渡しの作法と心遣い

    手土産は汚れがつかないよう、紙袋や風呂敷に包んで持参します。渡すときは袋から出し、包みの正面をお相手に向けて両手で差し出しましょう。ただし、荷物の都合で紙袋のままお渡ししてもマナー違反ではありません。その際は、「紙袋のまま失礼いたします」と一言添えると丁寧です。

4.オンラインギフトの贈り方

  • 対面での手渡しが難しい場面では、配送やオンラインショップの活用が増えています。そうした際も、気遣いのある対応がより良い印象につながります。

  • 発送時のマナー

    品物を配送する際は、商品と一緒に送る「添え状」や、事前に郵送する「送り状」を添えるのがマナーです。とくに「送り状」は、品物の到着をあらかじめ知らせる意味もあり、より丁寧な印象を与える方法とされています。ただし、「添え状」も十分に礼を尽くした対応とされており、関係性や贈る目的に応じて、適切に使い分けましょう。

  • オンラインショップ利用時の注意点

    のしやラッピング、メッセージカード(添え状)の対応が可能かどうかは、ショップによって異なります。とくにギフト仕様ではない商品を選ぶ際には、金額が記載された納品書・明細書が同梱されないよう、「贈答用である」旨を備考欄に記載するなどの配慮が求められます。

    また、生鮮品や冷蔵品を送るときは、受け取る方のご予定を確認し、配送日時を調整するのがマナーです。宛先の入力ミスにも注意し、最後まで丁寧に手続きを行いましょう。

    贈り物のマナーは、贈る時期や目的によっても少しずつ異なります。たとえば、「お中元」にもふさわしいタイミングや品物の選び方があります。詳細は、下記の特集ページをご覧ください。

5.贈る人の心を伝える「ホテル椿山荘東京」

  • ホテル椿山荘東京は、都心にありながら、静かで落ち着いた環境を有するホテルです。敷地内には森のように自然豊かな庭園が広がり、四季折々の美しい景色をお楽しみいただけます。

  • 手土産・贈り物におすすめのホテル椿山荘東京の商品

    当ホテルのショップでは、こだわりのグルメやスイーツ、オリジナルのホテルグッズなど、多種多様なギフトシーンに合わせた商品を取り揃えております。

    たとえば、ホテルの庭園に広がる自然の情景をコンセプトに10種のクッキーなどを詰め合わせた「東京雲海と七つの季節のクッキー缶」は、ギフトとしても人気の高い一品です。ホテルのロゴマークを配したオリジナル缶を開けると、庭園の彩りを思わせるような色とりどりの焼菓子が目を楽しませてくれます。

  • また、何層にも重なる生地が長寿や繁栄を連想させる縁起のよい「デアバウムクーヘン」は、ホテル椿山荘東京のシンボル「三重塔」をイメージしたもの。箱も可愛らしく、永く愛されるギフトのひとつとなっています。のし掛けやラッピングについても、お気軽にご相談いただけます。

    ホテル椿山荘東京オンラインストアでは、この他にも素敵なギフトセットをご用意しております。贈り物の手渡しが難しい場合には、ぜひご検討くださいませ。

  • 記憶に残る贈り物を演出するなら、ホテル椿山荘東京で

    大切な方への贈り物は品物だけでなく、お渡しする場所や雰囲気にも心を配ると、より特別なひとときになります。当ホテルの庭園内や館内には個室完備のレストランが複数あり、落ち着いた空間のなかで会食をお楽しみいただけます。

  • お食事のあとはそのまま、ガーデンビューの客室でご宿泊いただくことも可能です。お世話になっている方へ、ギフトの品と合わせて特別な非日常の時間を贈ってみてはいかがでしょうか。

  • 作法を守り、心に残る贈り物を

    贈り物は、品物だけでなく、その選び方や渡し方にも心を配ることが大切です。どのような品がふさわしいか迷われた際は、ホテル椿山荘東京が厳選したギフトもぜひご活用ください。感謝の気持ちや心づかいが伝わる品々をご用意しております。

お相手との関係性やシーンに合わせて選ぶ「手土産・贈り物」。お中元をはじめとした季節のご挨拶に、末永いご縁を育むとっておきの品を探してみてください。

(※2025年6月現在の情報です。記載の内容につきましては、予告なしに変更になる場合がございますので、ご了承くださいませ。)