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【コラム】ホテルの時間

<東京都内>ハイティーとは~アフタヌーンティーとの違い、マナー、おすすめのホテルプラン

軽めの夕食を兼ねたティータイム「ハイティー」の習慣をご存じでしょうか。ハイティーはアフタヌーンティーと同じく英国の伝統的な文化ですが、発祥や楽しみ方はそれぞれで異なります。最近は、日本でもアフタヌーンティーの流行を受けてハイティーが注目されるようになり、ホテルやレストランなどでさまざまなプランが提供されています。ここでは、ハイティーの意味やアフタヌーンティーとの違い、基本的なマナー、おすすめのホテルプランについてご紹介します。

目次

  • 1.ハイティーとは
  • 2.ハイティーとアフタヌーンティーの違いは?
  • 3.ハイティーの基本マナー
  • 4.ホテル椿山荘東京で楽しむハイティー

1.ハイティーとは

  • アフタヌーンティーは知っているけれど、ハイティーは初耳という方も少なくないかもしれません。まずは、ハイティーの基礎知識を確認しておきましょう。

    ハイティーとは、夕食の時間帯に料理やお酒を交えて楽しむティータイムを指します。19世紀後半の北イングランドとスコットランドで、労働者階級の人々などが仕事を終えた後、紅茶を楽しむようになったのが始まりともいわれています。

    ハイティーと呼ばれるようになったのは、「アフタヌーンティーで使うローテーブルではなくハイテーブル(ダイニングテーブル)を使っていたから」「ハイカロリーな料理が多いから」といった説があります。また、体を使う仕事が多かった当時の労働者たちは、紅茶とともにボリュームのある肉料理を楽しんでいたため、ハイティーは「ミートティー」と呼ばれることもあります。

    現在では、軽い夕食を兼ねたティータイムを基本としつつも、お店ごとにこだわりのメニューを盛り込んだプランを提供したり、モーニングハイティーとして朝の時間帯に楽しむことができたり、お酒に合うメニューを堪能できたりと、さまざまな形のハイティーが見られるようになりました。

2.ハイティーとアフタヌーンティーの違いは?

  • 同じ英国で生まれたハイティーとアフタヌーンティー。ここでは、それぞれの歴史や楽しむ時間帯、提供されるメニューなどの違いをご紹介します。

    まず、アフタヌーンティーは19世紀の英国貴族たちの習慣から誕生しました。当時の貴族階級の人々がとる昼食は軽めのもので、その後の空腹をおさえるために午後3〜5時頃に紅茶や軽食などを楽しんでいたことが起源となっているようです。現在では、ケーキスタンドに盛られたスイーツやフィンガーフードとともに、紅茶はもちろんシャンパンも楽しんだりして、形を変えながらも多くの人に親しまれています。

    一方のハイティーは19世紀後半、労働者階級の人々や農民たちのあいだで生まれた習慣です。もともとは高級な嗜好品だった紅茶ですが、この頃には一般の人々にも広まっていきました。朝から夕方まで働いている人たちにとって、アフタヌーンティーの時間帯にゆったりとお茶を味わうのは難しく、仕事を終えて帰宅する午後6時頃から夕食を兼ねてハイティーを楽しむようになったといわれています。

    アフタヌーンティーではスコーンやケーキ、紅茶を中心に軽食を味わうのに対して、ハイティーは前菜からメイン料理、デザートまで提供されるのが一般的です。ハイティーはティータイムというより夕食の意味合いが強く、現在ではアルコールと一緒に楽しむプランも多く見られます。


3.ハイティーの基本マナー

  • 紅茶とともにさまざまなお料理やお酒が並ぶハイティーの席では、どのようなマナーに気をつければよいのでしょうか。

    まず前提としておさえておきたいのが、もともとアフタヌーンティーが「貴族など上流階級の人たちの娯楽」であったのに対し、ハイティーは「食事を兼ね合わせた労働者たちの習慣」であったということです。そのため、ハイティーには厳格な定義や特別なマナーは基本的にありません。

    また、時間の経過とともにハイティーの解釈の幅が広がってきており、最近では上品で華やかなイベントとして楽しむ場面も増えてきているようです。ホテルやレストランによっては、アフタヌーンティーと同様に美しい磁器のティーセットや繊細なケーキが提供されることもあるため、その場の雰囲気に合わせて振る舞うとよいでしょう。

    食べる順序についても明確な決まりはなく、お店によってメニューや形式も異なりますが、例えば3段式ティースタンドで提供される場合は、下段の前菜、中段のメイン料理、上段のデザートのように、下から上へと食べ進めていくのが一般的です。とはいえ、温かい物や冷たい物は、おいしいタイミングを逃さないように先に食べても構いませんし、どれから食べようかと迷ってしまうほどの彩り豊かなメニューを眺めるのもハイティーの醍醐味でしょう。あまり堅苦しく考えずに、おいしい料理や飲み物を心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。

4.ホテル椿山荘東京で楽しむハイティー

  • ホテル椿山荘東京は、文京区という都心にありながら、静かで落ち着いた環境を有するホテルです。敷地内には森のように自然豊かな庭園が広がり、四季折々の美しい景色をお楽しみいただけます。また、庭園や館内には多彩なレストランがあり、旬の食材を使ったこだわりのメニューをお召し上がりいただけます。

  • ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」のご紹介

    ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」では、美しい庭園の風景を眺めながら、リラックスした特別なひとときをお過ごしいただけます。ヨーロピアンエレガンスの家具が並ぶ趣のある空間で、本格的な英国スタイルのアフタヌーンティーや優雅なイブニングハイティーをはじめ、非日常的な時間をご満喫いただけるようなメニューを取り揃えております。

  • 季節に合わせたイブニングハイティーのご案内

    ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」では、アフタヌーンティーより少し遅い時間に、食事をメインにゆったりとお召し上がりいただく「イブニングハイティー」をご提供しております。グラスシャンパンをはじめ、3段のオードブルスタンド、当ホテルで人気のシェフ特製ローストビーフ、デザート、コーヒーまたは紅茶がセットになっており、オードブルやデザートの内容は季節ごとに変わるため、その時々の旬の味わいをお楽しみいただけます。

    夜の気配が深まっていく時間に、美しい庭園の風景を眺めながら、優雅なハイティーの時間をお過ごしください。

紅茶やお酒とともに、こだわりの料理を味わうハイティー。非日常感のある特別な空間のなかで、季節に合わせたメニューをゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

(※2024年8月現在の情報です。記載の内容につきましては、予告なしに変更になる場合がございますので、ご了承くださいませ。)