【コラム】ホテルの時間
お食い初めのやり方(準備・順番)
目次
- 1.お食い初めとは
- 2.お食い初めの祝い膳と準備
- 3.お食い初めの正しいやり方と順番
- 4.「ホテル椿山荘東京」の特別なお食い初めプラン
1.お食い初めとは
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「お食い初め」とは、赤ちゃんのこれまでの成長を祝うとともに、これからの健やかな成長を願う伝統的なお祝い行事のことを指します。家族のなかの年長者が赤ちゃんの口元に食べ物を運び、食べさせる真似を行います。お食い初めには、年長者の長寿にあやかり、「一生、食べ物に困ることがないように」という願いを込められています。
2.お食い初めの祝い膳と準備
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お食い初めでは、赤ちゃんのために「一汁三菜」を基本とした特別なメニューを用意します。赤ちゃんは離乳食前なので実際には食べませんが、赤ちゃんの口元まで運んで食べる真似をさせる儀式で使用するものです。儀式が終わったあとは、家族で料理とともにお食い初め膳をいただくのもよいでしょう。
自宅や実家でお祝い膳を用意する場合には、「祝い膳の食器とお膳」「祝箸」「歯固め石」の用意が必要です。ホテルやレストランで行う場合には、これらの準備品の用意がないため、準備が大変に感じる方にはメリットが大きいでしょう。お食い初めのお祝い膳に必要な準備品について、それぞれ簡単にご紹介します。
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・お祝い膳の献立
伝統にならって、赤ちゃん用に「一汁三菜」を基本とした特別な献立を用意します。儀式用に使うため、量としては少ないものの、品数が多いので、すべて手作りするとなると時間を要するかもしれません。また、尾頭付きの鯛については、大きいサイズのものは自宅での用意が難しいため、お店で予約したり、ケータリングサービスを利用するのもおすすめです。
・ 赤ちゃん用の食器
お食い初めでは、祝い膳に使用するため、赤ちゃん用に新しい食器を用意します。本格的なお食い初めでは、漆器一式を揃えるとされています。一度きりのことなので、レンタルを利用することもできますが、漆器の扱いも難しいため少数派といえるでしょう。離乳食用食器として利用することを考えて、ベビー食器のセットを購入する方も多いようです。近頃では、木製のベビー食器も人気のようです。ベビー用の食器セットを購入する場合には、好みの素材やカラー、デザインから選べる点がメリットです。
・祝箸
箸袋に「寿」や「鶴」といった縁起の良い文字やデザインが施された祝箸。両口箸とも呼ばれ、両方の先端がやや細くなり、どちらからも使えるようになっています。一方は神様が使用するとされているため、実際には片側のみを使用します。祝箸は、赤ちゃん用だけでなく、参加する家族の人数分用意しましょう。
・歯固め石
歯固め石は、お宮参りの際に神社でいただける場合もあるようです。また、祝い膳の食器セットの一部として市販もされています。歯固め石ではないものを儀式で使用する地域もあるため、あらかじめ地域の年長者に確認するとよいでしょう。儀式で使用した後の歯固め石は、いただいた神社にお返ししても、記念品として手元に残しておいてもよいそうです。
3.お食い初めの正しいやり方と順番
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お食い初めの準備品がそろったら、お食い初めの正しいやり方や進め方について、あらかじめ調べておくとよいでしょう。お食い初めのやり方は基本はどこでも同じですが、その土地ならではの特色や習慣のある地域もあるため、地域の年長者に相談しておくと安心です。また、お食い初めのやり方について、参加する家族と情報を共有しておくと、当日の進行がスムーズです。お食い初め当日の流れについて、順を追ってご紹介します。
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1. 祝い膳をセットする
お祝い膳の料理を用意し、それぞれお膳のうえの決まった場所にセットします。それぞれの献立を置く場所としては、お膳の手前側の左右にお赤飯とお吸い物、奥左右に煮物と香の物を並べて、中央に歯固め石をのせた皿を置きます。ベビー食器を使う場合には、だいたい同じような配置になるよう並べるとよいでしょう。尾頭付きの焼き魚は姿焼きであることに意味があるため、お膳にはのせず、大きな別皿を用意して、縁起のよい飾りとともに盛り付けます。
2. 箸役(養い親)が着座し、赤ちゃんをひざにのせる
準備が整ったら、お祝い膳の席に箸役(養い親)が座り、衣装を身に付けた赤ちゃんをひざの上にのせるようにして座らせます。赤ちゃんが泣いたり、嫌がったりした場合には、両親が抱っこをしたり、お気に入りのベビーチェアに座らせたりするなどして、赤ちゃんの負担にならないよう工夫をしましょう。また、慣れない環境で、赤ちゃんが疲れて、眠たくなってしまうことも。また、注意していても、うっかりと衣装を汚してしまい、早めにお着替えをするといったことも考えられます。記念撮影は、衣装を付けた赤ちゃんがご機嫌なうちに済ませておくことをおすすめします。
3. 赤ちゃんに食べる真似をさせる
家族が席についたところで、お食い初めの儀式を進めます。箸役(養い親)が祝箸を使って、料理を取り分け、赤ちゃんの口元まで運び、食べる真似をさせ、最後に歯固めの儀式を行います。食べさせる順序は大きく二通りあると言われます。
ひとつは、【赤飯⇒吸い物⇒赤飯⇒焼き魚⇒赤飯】を3回繰り返すやり方です。
そしてもうひとつは、【赤飯→吸い物→赤飯】焼き魚【赤飯→吸い物→赤飯】
【赤飯→吸い物→赤飯】煮物 【赤飯→吸い物→赤飯】
【赤飯→吸い物→赤飯】香の物【赤飯→吸い物→赤飯】
と、ひとつの料理の前後に【赤飯→吸い物→赤飯】のセットを行うやり方です。
料理を運ぶ回数が多いため、スムーズに行かない場合もあるでしょう。その場合には、途中で省略したり、休憩をはさむなどして、赤ちゃんや家族がリラックスして楽しめることを優先しましょう。ホテルやレストランでお食い初めを行う場合、赤ちゃんの泣き声が迷惑にならないか心配される方が多いようです。実際には、個室を利用していることもあって、思っているほど気にする人は少なく、家族で赤ちゃんをお祝いする姿をほほえましいと受け取る方のほうが多いと聞きます。
4. 歯固めの儀を行う
お食い初めの献立の食べる真似が終わると、最後に「歯固めの儀」を行います。箸役(養い親)が、祝箸の先でまずは歯固めの石に触れ、つぎにその赤ちゃんの歯茎に触れるという伝統的な儀式です。赤ちゃんの口に、歯固め石をそっと触れさせるという方法もあります。これには、「石のように丈夫な歯が生えて、健康に育ちますように」といった願いが込められています。
5. 家族で楽しい時間を過ごす
歯固め石の儀式まで進むと、儀式としてのお食い初めは終了です。記念撮影が終わっていれば、赤ちゃんの衣装は着替えさせてもかまいません。お食い初めは家族が集まるよい機会でもあるので、参加者でお祝いの料理をいただきながら、会食を楽しみましょう。
4.「ホテル椿山荘東京」の特別なお食い初めプラン
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伝統行事は知らないことや慣れないことが多いものです。お食い初めについても、何から準備すればよいのか、やり方があっているのかなど、不安に感じることもあるでしょう。そのため、安心してお祝い行事を任せられる場所として、ホテルでの「お食い初め」を選ばれる方が増えています。
「ホテル椿山荘東京」では、日本料理「みゆき」や石焼料理「木春堂」、イタリア料理「イル・テアトロ」など、複数のレストランで「お食い初めプラン」をご提供しています。赤ちゃんには特別メニューの「お食い初め膳」、ご家族の皆さまにはそのレストランのお料理をご提供しております。個室もご用意しておりますので、周りのお客様を気にせず、ゆったりとお過ごしいただけます。また、赤ちゃんが眠くなった際、畳のスペースではそのまま寝かせていただくことができますし、テーブル席でもベビーチェアや毛布をご用意しておりますので、ご安心いただけます。臨機応変な対応が可能ですので、どの場所がよいか迷われる場合にはお気軽にご相談ください。スタッフがお食事のご要望やご家族の人数に合わせて、最適なプランをご提案いたします。
当ホテルのお食い初めプランの祝い膳では、お客さまによる事前の準備がほとんど不要のため、準備から当日にいたるまで安心してお過ごしいただけます。お食い初め当日は、経験豊かなスタッフがサービスを担当し、家族の皆さまにとって思い出の日となるようお手伝いいたしますので、お祝いの日をゆっくりとお楽しみください。
(※2021年10月現在の情報です。記載の内容につきましては、