お中元の基礎知識~贈る時期、基本のマナー、人気のギフト | 東京のホテルならホテル椿山荘東京。【公式サイト】

【コラム】ホテルの時間

お中元の基礎知識~贈る時期、基本のマナー、人気のギフト

お世話になった方々への夏のごあいさつとして、毎年お中元を贈ることを習慣とされている方もいらっしゃることでしょう。ここでは、そもそもお中元とは何なのか、その由来や贈る時期、贈る際のマナーなどの基礎知識について解説し、定番の贈り物から高級感のある品物、ホテルオリジナルの商品まで、お中元におすすめのギフトをご紹介します。

目次

  • 1.お中元とは? いつ贈ればいい?
  • 2.おさえておきたい、お中元の基本マナー
  • 3.お中元におすすめのギフト
  • 4.ホテル椿山荘東京のお中元・夏ギフト

1.お中元とは? いつ贈ればいい?

  • お中元を贈る時期は、地域によって違いがあることをご存じでしょうか。その由来や意味も含めて、知っておきたいお中元の基礎知識をおさらいします。

  • お中元を贈る意味・由来

    一般的に、日本では7月を境として、1年を上半期と下半期に分けて考えます。お中元とは、上半期の区切りとなる時期に、半年間のお礼と感謝を込めて、ご両親やご親戚のほか、仲人、上司、取引先などお世話になった方々に贈り物をする習慣のことをいいます。

    もともとは、中国の宗教の一つ「道教」に由来するものです。道教では、旧暦の「上元」(1月15日)、「中元」(7月15日)、「下元」(10月15日)に神様を祀る習慣があり、中元は罪の許しを乞う「贖罪の日」とされていました。諸説ありますが、日本に伝わる際に、祖先の霊を祀ってお供えをする仏教の盂蘭盆(うらぼん)の風習と混ざり、現代のお中元として定着したと考えられています。

  • お中元を贈る時期

    お中元を贈る時期は地域によって異なり、とくに東と西で違いがみられます。例えば、関東では7月1日から7月15日まで、関西では7月15日から8月15日までにお中元を贈るのが一般的です。それぞれの土地ごとに異なる風習があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

    また、お中元はお祝い事ではないため、どちらかが喪中でも基本的には問題ありません。とはいえ、故人を亡くして間もない忌中は避け、忌明けまで待つとよいでしょう。喪中の方へ贈るお中元の包装には、お祝い事を連想させる紅白の水引が描かれたのし紙ではなく、無地の奉書紙や白い短冊を使用します。

2.おさえておきたい、お中元の基本マナー

  • お中元には、意識したい基本のマナーがあります。お相手を思う気持ちが伝わるように、次のことをおさえておきましょう。

  • お中元の贈り方

    お中元は、基本的にのし紙を掛けたうえで贈ります。のし紙の表書きは「御中元」または「お中元」としますが、時期を過ぎてからのお届けになる場合は、立秋までは「暑中御伺」、立秋以降8月下旬までは「残暑御伺」など、贈るタイミングに合わせて表書きを変えるのがマナーです。

    本来は、お相手を自ら訪ねて、感謝の言葉とともに対面で贈り物をお渡しするのが正式なマナーではありますが、近頃では多くの方が宅配便を利用されています。宅配便で贈る場合は、品物に直接のしを掛けてから包装する「内のし」を選びましょう。直接お渡しできない場合は、贈り物に挨拶状を添える方法もありますが、事前にお手紙やはがきを出してお中元が届くことをお知らせしておくと、より丁寧な印象になります。

  • お中元が届いたらどうすればいい?

    お中元やお歳暮をいただいた場合、基本的にはお返しの品は不要とされていますが、マナーとしてお礼を伝えるようにしましょう。お礼状を送る方法が最も丁寧ですが、お相手との関係性によっては電話やメールでお礼を伝えたほうがスマートな場合もあります。いずれにしても、お中元を受け取った後は、できるだけ早く感謝の気持ちを表すことが大切です。

  • お中元を贈るときの注意点

    お中元を選ぶ際、商品券を贈ってもよいか悩まれることがあるかもしれません。とくにお相手が目上の方の場合、商品券を贈るのはマナー違反だと捉える方もいらっしゃいます。これは、商品券が現金に近い性質をもつためです。実際には、実用的な商品券やギフト券は、お相手によっては喜ばれる贈り物の一つです。親しい間柄のご親戚など、お相手との関係性を考慮して検討するとよいでしょう。お台となる菓子折りなどを用意して、それに商品券やギフト券を添える形で贈るのもおすすめです。

    また、消費期限が短い生鮮食品や保管にスペースが必要なものなどを贈ると、負担をかけてしまう場合があります。お相手の状況をあらかじめ確認する、届ける日程をお知らせするなど配慮しましょう。避けたい贈り物としては、踏むことを連想させるマットやスリッパ、縁を切るという意味にもつながる刃物などがあげられます。ハンカチは「手巾(てぎれ)」ともいい、こちらもネガティブな印象を与えかねないため、避けたほうがよいでしょう。

    そして、お中元を贈ったお相手には、お歳暮も贈るのが基本です。年に一度のご挨拶にする場合は、お中元ではなくお歳暮のみを贈ります。一度限りになる場合は、表書きを「お中元」とせず、「御礼」などとするようにしましょう。

3.お中元におすすめのギフト

  • お中元と一口にいっても、その選択肢は幅広く、どんなものを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。そこで、定番のお品からお相手に合わせた贈り物まで、ギフトのアイデアをご紹介します。

  • 人気の定番ギフト

    お中元のギフトとしては、幅広い世代に喜ばれる「食品」が定番となっています。涼しげな印象のフルーツゼリーやアイス、ご家族で楽しめる焼き菓子などの和洋菓子のほか、ローストビーフや高級ハムなどもおすすめです。また、こだわりのお酒や特産品、夏の風物詩でもあるうなぎなど、高級感のある商品も人気があります。

  • お相手に合わせた贈り物

    お中元は、お相手に合わせて上手に選びたいものです。お二人でお住まいのご両親なら、量より質を重視したグルメや特産品も喜ばれます。ご親戚などでお子さまがおられるご家庭なら、洋菓子やそうめんといった食品のほか、洗剤などの実用的な贈り物もよいでしょう。

    上司や仲人などの目上の方、取引先の方への贈り物については、可能であれば普段の何気ない会話からお相手の好みや家族構成などのヒントを得ておくと安心です。そうした情報がなく、何を贈ればよいか迷う場合は、高級グルメや銘菓、高品質なタオルなど、感謝の気持ちや心遣いが伝わる特別感のあるギフトを選んでみてはいかがでしょうか。

4.ホテル椿山荘東京のお中元・夏ギフト

  • 「ホテル椿山荘東京」は、東京の文京区という都心にありながら、森のように広大な庭園を有するホテルです。落ち着いた雰囲気のなかで、こだわりのお料理やリゾート気分を味わえるスパ、英国スタイルのアフタヌーンティーなどを楽しみながら、くつろぎの時間をお過ごしいただけます。また、お忙しい方や遠方の方にも便利にご利用いただけるよう、オンラインストアもご提供しております。

  • オンラインストアのご案内

    オンラインストアでは、当ホテルのオリジナル商品をはじめ、素材にこだわったグルメや和洋菓子、特産品など、お中元や夏のギフトにもぴったりなお品を取り揃えております。ご希望に合わせて、のし掛けやメッセージカードの同梱にも対応いたします。

    お中元シーズンのギフトとしては、例えば、銀鱈のごく限られた柔らかな身を使用した「銀鱈西京味噌漬け」もご好評をいただいております。オリジナルの西京味噌に漬けた、上品な風味をお楽しみいただけます。
    甘いものがお好きな方には、濃厚なメイプルシロップをたっぷりと使用した「メイプルバウムクーヘン」や、見た目にも涼やかな夏季限定の「国産フルーツゼリー詰め合わせ」もおすすめです。また、当ホテルのロゴを施した、ふんわりとやわらかい今治タオルの「フェイスタオル」や「バスフェイスタオル」なども、実用的な贈り物として人気がございます。

  • ギフト券のご紹介(ご宿泊、ランチ、ディナー、アフタヌーンティー、スパ)

    このほか、オンラインストアでは、当ホテルでのご宿泊やレストランでのお食事、アフタヌーンティー、スパのトリートメントでご利用いただける「ギフト券」もご用意しております。ご両親などへの癒しのプレゼントとして、どうぞご活用ください。​​

    ホテル椿山荘東京では、皆さまに快適なホテルライフをお楽しみいただけるよう、さまざまなサービスをご提供しております。お中元や夏のギフトをはじめ、サービス内容に関するご質問などがございましたら、どうぞお気軽に予約担当までお問い合わせください。

(※2022年6月現在の情報です。記載の内容につきましては、予告なしに変更になる場合がございますので、ご了承くださいませ。)