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【コラム】ホテルの時間

男の子の初節句~五月人形や鯉のぼりの選び方、内祝い、おすすめのホテルプラン

赤ちゃんが生まれて最初に迎える節句を「初節句」といい、男の子の場合は「端午の節句」にお祝いします。ここでは、男の子の初節句について、五月人形や鯉のぼりの選び方・飾り方、服装や内祝いのマナーなどの基礎知識をおさえたうえで、お祝いのアイデアやおすすめのホテルプランをご紹介します。

目次

  • 1.男の子の初節句とは
  • 2.男の子の初節句(端午の節句)の準備
  • 3.初節句の祝い方、お返し・内祝いのマナー
  • 4.ホテル椿山荘東京で祝う初節句(端午の節句)

1.男の子の初節句とは

  • 古くから、季節の変わり目にあたる「節句」の時期には体調を崩す人が多く、お供え物を神様に捧げて無病息災を祈願していました。はじめての節句である「初節句」でも、赤ちゃんの成長を祝い、これからの健康を願います。男の子の節句は「端午の節句」と呼ばれ、日本でのはじまりは奈良時代とされています。

  • 男の子の初節句はいつ?

    男の子の初節句のお祝いは、生まれて最初に迎える5月5日に行います。ただし、生後約1カ月の「お宮参り」や、生後100日~120日前後の「お食い初め」よりも先に初節句を迎える場合は、生まれてまもない赤ちゃんの負担を考慮して翌年にお祝いすることもあります。

    端午の節句の「端」は「はじめ」を指す言葉で、「端午」は月のはじめの「午(うま)の日」を意味します。「午」が数字の「5」と同音であるため、端午が毎月5日を表すようになり、やがて5が重なる5月5日が端午の節句として定着したといわれています。「こどもの日」と同日であるため混同されやすいのですが、こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」国民の祝日であり、その趣旨は異なります。

  • 端午の節句の意味と由来

    端午の節句の起源は、約2300年前の古代中国までさかのぼります。楚(そ)の国の政治家だった屈原(くつげん)を供養するための行事が邪気をはらう風習に変化して、日本にも伝わったとされています。屈原の命日が5月5日であったため、端午の節句がこの日になったとする説もあります。

    端午の節句の時期には、厄除けとして菖蒲(しょうぶ)を用いる習わしがあったことから、「菖蒲の節句」とも呼ばれています。日本で男の子の節句として定着したのは、江戸時代に入ってからのことです。武を重んじる「尚武」と「菖蒲」が同じ音であることから、武家の後継者となる男の子の成長と子孫繁栄を祈願する行事として定着しました。

2.男の子の初節句(端午の節句)の準備

  • 端午の節句の代表的な飾りには、内飾りの「五月人形」と外飾りの「鯉のぼり」があります。かつては、娘や孫に会うきっかけになるように母方の実家が贈るのが一般的でしたが、近年では両家で相談して購入するケースが増えています。ここでは、五月人形や鯉のぼりの選び方・飾り方のほか、お祝い膳のメニューやお菓子など、端午の節句の準備についてご紹介します。

  • 五月人形の選び方・飾り方

    五月人形は、「たくましく健やかに育ってほしい」という願いを込めて飾るものです。鎧や兜などの武具には贈られた男の子の身を守る役割があるため、一人ずつに用意するのが理想とされています。いつから飾るかについては、とくに決まりはありませんが、春分の日あたりの3月下旬~4月中旬が多いようです。前日に飾る「一夜飾り」は、縁起が悪いため避けましょう。

    五月人形の種類のなかでは、兜・鎧・弓矢・太刀などがセットになった「鎧飾り」が最も格式が高く、長男に贈られるのが一般的です。このほか、コンパクトで飾りやすい「兜飾り」や親しみやすい「武者人形」などがあり、飾り方にも、床の間などに飾る「平飾り」や管理しやすい「ケース飾り」などがあります。

  • 鯉のぼりの選び方・飾り方

    モチーフとなっている鯉は、生命力が強いことで知られています。鯉のぼりは、滝をのぼった鯉が龍になったという中国の故事「登竜門」に由来するもので、立身出世を願って飾られます。鯉のぼりを飾る時期にもとくに決まりはないため、五月人形と同じタイミングでよいでしょう。

    鯉のぼりと一口にいっても、庭に設置する大型のものから室内用のコンパクトなものまで、その種類も飾り方も実にさまざまです。サイズだけではなく、鯉のぼりの素材や鯉の数、設置方法などを考慮しつつ、飾る場所や広さ、収納スペースに合わせて選びましょう。最近では、マンションでも手軽に飾れる小型の鯉のぼりが主流になっているようです。

  • 初節句(端午の節句)のお祝い料理・お菓子

    端午の節句の代表的な食べ物として、関東では「柏餅」、関西では「ちまき」があげられます。柏餅に使われる柏の葉は、新しい芽が出てくるまで古い葉を落とさないことから「子孫繁栄」を表す縁起物とされ、おもに関東地方で広まりました。一方、古代中国のお供え物に由来する「ちまき」は、関西地方を中心に親しまれています。

    端午の節句のお祝い料理としては、成長が早くてまっすぐ伸びる「たけのこ」や、出世魚の「鰤」、“勝つ男”に通じる「鰹」、うなぎのぼりな人生にかけた「鰻」など、縁起のよい食材が使用されます。また、お祝い膳の定番である「赤飯」や、華やかな「ちらし寿司」も人気のメニューです。

  • 初節句(端午の節句)の服装

    赤ちゃんの服装に決まりはありませんが、かつては武家のお祝い行事であったことから、「陣羽織」を準備されるご家庭もあるようです。お宮参りの「祝着(のしめ)」や、動きやすい「袴ロンパース」を選ぶ方も見られます。

    ご両親やごきょうだいの服装は、赤ちゃんの服装に合わせて和装か洋装にそろえると、写真を撮ったときに統一感が出るのでおすすめです。レンタル衣装も上手に活用するとよいでしょう。

3.初節句の祝い方、お返し・内祝いのマナー

  • 初節句に際して、お祝いの品やお祝い金をいただくことがあります。子どものお祝いであるため、基本的にお返しは不要とされていますが、なんらかの形でお礼をしたいとお考えの方もおられるでしょう。ここでは、初節句の祝い方と、お返し・内祝いのマナーやアイデアをご紹介します。

  • ご両親(祖父母)とのお食事会

    ご両親からお祝いをいただいた場合は、そのお返しとしてお食事会へ招待するケースが多く見られます。ご親戚など親しい方からお祝いをいただいたときも、お招きするとよいでしょう。お持ち帰り用の品物を用意すると、よりていねいな印象です。端午の節句はゴールデンウィーク中の祝日にあたるため、早めに予定を組んでお知らせすることをおすすめします。

    初節句を迎える赤ちゃんは、生まれ月によってはまだ外出が難しい場合がありますが、自宅でのお食事会なら移動の必要がなくリラックスして過ごせます。その反面、赤ちゃんのお世話をしながら準備をするのは大変なものです。ケータリングサービスなども上手に活用するとよいでしょう。

    外食する場合は準備の負担を減らせる一方、不慣れな場所で赤ちゃんがご機嫌ななめになることも考えられます。周囲を気にせず過ごせるように、赤ちゃん連れに慣れたレストランや個室のある料亭などの利用がおすすめです。

  • 初節句のご祈祷・写真撮影

    初節句に、参拝やご祈祷をお考えのご家庭もあります。お参りやご祈祷をする場合は、赤ちゃんに負担がかからないスケジュールを組み、移動距離にも配慮しましょう。

    初節句の写真撮影をプロにお願いする際も同様です。お参り、写真撮影、お食事会と移動が重なる場合は、なるべく近い距離で設定する、スタジオ撮影は別の日に行うなど、赤ちゃんのご機嫌な写真を撮れるように工夫しましょう。

  • 初節句のお返しのマナー、内祝いのアイデア

    お祝いをいただいたら、まずは電話などでお礼を伝えてからお礼状を送りましょう。内祝いは、いただいたお祝いの3分の1から半分のお返しが一般的です。紅白蝶結びの水引・のし紙を用いて、表書きは「内祝」もしくは「初節句内祝」とし、名入れ(のし下)には「子どもの名前」を記します。遅くとも5月末までに届くように準備しましょう。初節句の記念写真を添えるのもおすすめです。

    内祝いの定番としては、お菓子やグルメ、タオルなどの実用品のほか、カタログギフトなどがよく選ばれています。お相手の年齢や好み、家族構成などを考慮して選ぶとよいでしょう。メッセージや赤ちゃんの名前を入れたギフトのほか、親しい方には、赤ちゃんの写真をおさめたフォトフレームやフォトブックなども喜ばれるのではないでしょうか。

4.ホテル椿山荘東京で祝う初節句(端午の節句)

  • 「ホテル椿山荘東京」は、森のように広大な庭園を有する自然豊かなホテルです。館内には複数のレストラン施設が併設されており、端午の節句を迎えられるご家族に向けた特別メニューもご提供しております。

    赤ちゃん連れのご家族にもリラックスしてお過ごしいただけるように、個室のあるレストランもございます。赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合(離乳初期~中期、離乳後期~完了期)に沿ったメニューもご提供しており、食材の味付けや柔らかさについてもご希望に合わせて対応いたします。また、当ホテルのオンラインストアでも、特製のお菓子やこだわりのグルメなど内祝いにぴったりな品物を取りそろえております。

  • 庭園に舞う「100旒 鯉のぼり」のご紹介

    2024年4月15日~5月31日の期間限定で、100旒の鯉のぼりが庭園に舞う姿をお楽しみいただけます。使用する鯉のぼりは、全国有数の産地である埼玉県加須市で作られたものです。庭園には国内最大級の霧の庭園演出「東京雲海」が広がり、普通では考えられない空の上を鯉のぼりが舞う雄大な景色をご覧いただけます。

  • 端午の節句プランのご紹介

    各レストランの端午の節句プランでは、特別な日にふさわしい華やかなお祝い料理をご堪能いただけます。ご参考までに、以前ご提供したメニューの一部をご紹介いたします。

    例えば、料亭「錦水」では、祝鯛や本鮪のお造り、伊勢海老の黄金焼きといったこだわりの献立を、石焼料理「木春堂」では、たけのこを使った前菜のほか、鯛や黒毛和牛などを用いた石焼会席をお楽しみいただきました。また、イタリア料理「イル・テアトロ」では、大人の方には前菜やパスタのほか、オマール海老や真鯛、黒毛和牛を使用したメイン料理などのフルコースを、日本料理「みゆき」では、松竹梅をあしらった前菜に鰹や真鯛などのお造り、鰻の赤飯蒸しといったお祝いの席にぴったりなお料理の数々をご提供いたしました。

    初節句の主役である赤ちゃんの離乳食はもちろん、ごきょうだいのお子さまの年齢に合わせた献立もご用意しております。メニューやサービス内容が変更される場合もございますが、お祝いの日を華やかに彩るお料理を、心を込めてお届けいたします。

  • 端午の節句関連イベントのご紹介

    2024年 4月27日~ 5月5日の特定日に、季節に合わせたお料理や当ホテル伝統のメニューが勢ぞろいした、ゴールデンウィークディナービュッフェをご提供いたします。ライブキッチンでご用意する「サーロインローストビーフ」や「チーズの器で仕上げる2種のパスタ」、紅ずわい蟹と蟹味噌丼やサーモンイクラ丼などを少しずつお楽しみいただける「7種のぐい吞み丼」をはじめ、こだわりのメニューが登場します。

    チケット制の特別メニューとして、大人の方には「鮑と帆立貝の握り寿司」を、小学生・幼児のお子さまにはご自身でデコレーションをお楽しみいただける「鯉のぼりクッキー」と、当ホテルオリジナルキャラクターの「ほたる支配人のスイーツバッグ」をご用意しております。また、お食事の前後にお部屋でゆっくりとお過ごしいただける、専用のご宿泊プランもございます。赤ちゃんの初節句のお祝いとあわせて、ご家族そろってのイベントとしてどうぞご利用ください。

  • 写真撮影・ご宿泊のご案内

    端午の節句プランでは、カメラやスマートフォンをご準備いただければ、各レストランのスタッフが記念撮影をお手伝いいたします。プロのカメラマンによる撮影をご希望の場合は、当ホテル併設の写真スタジオで事前予約制にて撮影を承っております。ご希望に合わせて、館内や庭園でのロケーション撮影も可能です。

    お食事などの後もゆっくりとお過ごしになる場合は、ご宿泊のご予約も承っております。ベビーベッドを無料でご利用いただけるほか(台数制限あり)、ご要望に合わせてオムツポットやボディースポンジ、ガーゼハンカチ、シャンプーなどのベビー用品もご用意いたします。

    ホテル椿山荘東京では、大切な初節句が思い出深い一日となるように、さまざまなサービスやサポートをご用意しております。端午の節句プランの詳細やサービスに関するご質問などがございましたら、どうぞお気軽に予約担当までお問い合わせください。

人生の大切な節目ともなる、はじめての端午の節句。お子さまの健やかな成長を願って、特別なアイデアやプランを取り入れてみませんか?

(※2024年3月現在の情報です。記載の内容につきましては、予告なしに変更になる場合がございますので、ご了承くださいませ。)