都心の蛍は
5月中旬から
初夏の風物詩として親しまれている蛍。
1954年、寄贈いただいた蛍を庭園で観賞したことから「ほたるの夕べ」は始まりました。
ホテル椿山荘東京では、蛍が生育できる環境を守るため、さまざまな取り組みを行っています。
未来へその美しい光景をつなぎ、これからも皆様の癒しのオアシスであり続けたいと願っております。
ほたる支配人
ホテル椿山荘東京のオリジナルキャラクター。
ほたる沢で誕生し、庭園のほたる沢を守っている妖精です。
蛍の歴史と飼育活動
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1952年
元総理大臣の山縣有朋公から「この自然を大切に」と受け継いだ庭園。戦後「荒廃した東京にオアシスを」という藤田観光 創業者である小川栄一の思想の下、名園を復興し、現在の礎となるガーデンレストラン「椿山荘」を開業いたしました。
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1954年
開業から2年後、ご厚意で寄贈いただいた10,500匹の蛍を広大な庭園で観賞いただいたことから「ほたる観賞の夕べ」が始まりました。その後、「東京の子どもに蛍を見せたい」「上京してきた若者たちに蛍舞う原風景に故郷を感じてほしい」という創業者の想いから続けられています。
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1969年
蛍の観賞を続けたいという想いから人工養殖研究所を設立。現在、当時の施設はありませんが、思いを受け継ぎ今も飼育活動を続けています。
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2000年
蛍の専門家からのご指導をいただき、庭園内に幼虫の飼育施設の設置や蛍が生育しやすい速さに沢の流れを整備するなど改良をいたしました。以降も専門家のご指導の下、蛍が生育しやすいように環境の改善をしております。
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現在
蛍が生育できる空間を守るために、また人々が美しく舞う蛍を観賞できる場を保ち続けるために、日々環境の手入れや改善を行っています。
地域小学生の自然学習
ホテル椿山荘東京では2003年より、地元地域の小学生を招待して「蛍の幼虫放流式」を毎年開催(2021年は国内の状況を考慮し、スタッフのみ)しています。蛍の生態を知り、川に放流した幼虫が成虫になる様子を見ることで自然と命の大切さを知っていただく機会としております。
施設のスタッフの工夫
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蛍を守るために
土壌をきれいに保つ蛍の幼虫を守るため、桜の木にはカプセルに入った薬剤を幹に直接打ち込むようにしたり、3月~7月はほたる沢周辺で薬剤散布しないなど、土壌をきれいに保つ工夫をしています。
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剪定も蛍の生育や
観賞時期を考えて木々の剪定も蛍の生育や観賞時期に合わせ、幼虫が上陸する3月末前までに終わらせます。集中的な剪定は蛍に影響のない夏に行います。
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蛍の観賞時期には
東京雲海の霧を調整東京雲海のミストが蛍の飛翔に影響する可能性を考慮し、蛍の観賞期間中は、観賞エリア内での東京雲海の霧の噴射を止めています。
蛍の生態
蛍のいろいろ・豆知識
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蛍の種類
蛍はカブトムシなどと同じ甲虫の仲間。日本に生息する約50種類の中で有名なのが「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」ですが、ホテル椿山荘東京で見られるのは「ゲンジボタル」。
違いを詳しく見てみましょう。
ゲンジボタル
日本国内で最大の蛍
ピカーピカーとゆっくり光る
ふわふわと飛ぶ
赤い部分の黒線が十文字型
ヘイケボタル
ゲンジボタルより小さめ
チカチカチカと光る
まっすぐ飛ぶ
赤い部分の黒線が太くて一文字型
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蛍の一生
5〜7月頃に産まれた卵は約1ヵ月でふ化し、10ヵ月ほどの間、幼虫として水中で暮らします。翌年の春頃に土の中で約3週間かけてさなぎになり、その後、約10日で成虫に。成虫として空を飛ぶのはわずか1〜2週間といわれています。
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蛍を観賞できる時期
蛍の飛翔時期は地域や気候で異なります。
南の暖かい地域から飛び始めることが分かりますね。
※各地域の観賞時期はあくまで目安です。
ホテル椿山荘東京では
例年5月中旬から
お楽しみいただけます! -

蛍はどうして光るの?
蛍の体には発光する細胞があり、オスがメスにプロポーズしたり、毒や敵の存在を教えたりとコミュニケーションをとるときに光ります。
蛍は何を食べるの?
ゲンジボタルの幼虫が餌とするのは、主にカワニナという巻貝。カワニナは水のきれいな川や湖沼に生息しています。成虫になった蛍は水を飲むだけで何も食べません。
自然豊かなホテル椿山荘東京の庭園には秩父山系の湧水が流れています。清らかな湧水だからこそ蛍の餌となるカワニナが棲むことができ、都心でも蛍の観賞ができるのです。
参考:
みなかみ町役場「ホタルってどんな虫」
https://www.town.minakami.gunma.jp/life/09sumai/kankyou/files/hotaruttedonnamushi_R1.pdf
鹿島建設株式会社「カジマキッズアカデミー」
https://www.kajima.co.jp/enjoy/kids_env/try/look_for_firefly/know/index.html
都心の蛍は5月中旬から
庭園内 蛍観賞
おすすめスポット
蛍観賞の期間中、ほたる坂は一方通行です。
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ほたる沢
赤い弁慶橋の下を流れるほたる沢には、蛍の幼虫の餌となるカワニナが生息できる環境が整えられています。橋から眺める蛍たちの光の舞はとても幻想的です。
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古香井
「古香井」には、秩父山系からの清らかな地下水が湧き出ています。東京の名水のひとつとされるこの湧水の周辺にもたくさんの蛍が飛び交います。
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水車・ビオトープ
蛍たちは、水車の周辺でも美しい光の舞を見せてくれます。昔ながらの日本の里山のような、のどかで懐かしい風景を楽しめるスポットです。ビオトープも設置しています。
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ほたるの洞窟ビオトープ
蛍が好む水辺の環境を活かして設置した、室内環境のビオトープ(生物空間)。屋内なので雨の日もゆっくり、より近くで観賞していただけます。
おすすめの時間帯
蛍の光は弱いため、蛍観賞は周囲が暗くなってからがおすすめです。
目安:19:30以降
庭園内の蛍観賞のマナー
ホテルには国内外から、そして年齢層も幅広い多くの方がお見えになります。
多くのお客様に楽しんでいただくため、以下のマナーについてご協力をお願いします。
フラッシュ撮影禁止
蛍が驚いてしまうので、フラッシュを使用しての撮影はご遠慮ください。予めカメラの設定をご確認いただきますようお願いいたします。
カメラの三脚の使用禁止
ホテル館内および庭園では、三脚の使用を禁止としております。三脚の使用はご遠慮ください。
静かに観賞してください
蛍は騒がしさを嫌うため、大声での行動はお控えください。会話は問題ございませんが、なるべくお静かにご観賞ください。
ゆっくりお歩きください
蛍観賞のため、庭園内の明かりを最小限にしております。足元が暗く見えにくくなっております。お気をつけてゆっくりとお進みください。
足元注意
庭園内には段差、坂道がございます。移動にあたり明かりが必要な場合は、ご自身の足元だけ照らすなど最小限のご利用をお願いいたします。
落とし物注意
落し物にご注意ください。スマートフォンなど沢や池に落とした場合は、その場での捜索が難しいこともございます。落とさないようにしっかりとお持ちください。
ゆずりあってご利用ください
皆様に楽しんでいただけるように場所を占領せず、ゆずりあってご利用ください。
やさしく見守ってください
蛍は観賞を楽しむだけにとどめ、捕まえたりしないようお願いいたします。蛍は体がとても繊細です。手にとまった場合は、優しく葉の上などにそっと移してあげてください
・庭園はホテルをご利用の方のみが散策いただけるエリアですが、蛍観賞の期間につきましては庭園入場券をお持ちの方もご散策いただけます。
・気象条件、蛍の生育状況により、屋外で蛍をご覧いただけない日もございます。特に、雨の日や6月中旬以降は、庭園内やほたるの洞窟のビオトープにて目の前で光る蛍をお楽しみください。
・6月中旬以降、蛍は庭園内やほたるの洞窟のビオトープにてご覧いただきます。
<蛍観賞のお知らせ>
毎年2月頃より、その年の蛍観賞情報を発信しています。
また、藤田観光グループの施設のおトクな情報も発信しておりますので、
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ホテル椿山荘東京の七季
ホテル椿山荘東京の庭園は、いつ来ても、当ホテルでしか体験できない景色がお客様をお迎えいたします。
蛍に季節のほかにも椿、桜、新緑、蛍、涼夏、秋、冬、それぞれの季節の景色をお楽しみください。